宇宙暦819年――。無数の星々が瞬き、幾億の文明が交錯する大宇宙は、なおも「戦国」の名にふさわしい混沌の只中にあった。その中心において、歴史を決定づける大戦が終結していた。すなわち、全次元を東西に二分した決戦――「関ケ原の戦い」である。東軍を率いたのは、三河 ...
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カテゴリ: クロスオーバー徳川将軍史
国松救出作戦 エピローグ
――そして、物語は静かに時代の流れの中へと溶けていく。 鎌倉尼五山第二位・東慶寺。 ここに一人の尼僧がいた。 かつて「奈阿姫」と呼ばれた少女は、やがて出家し、「天秀尼」と名乗るようになる。 その生涯は、決して平穏なものではなかった。 会津騒動― ...
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国松救出作戦 第13話
薩摩国――鹿児島湾沖の静かな海岸。 夕暮れが近づき、空は茜色に染まりつつあった。穏やかな波の向こうには、堂々たる姿でそびえる桜島。その山影は、まるで燃え尽きた時代の記憶を抱えたまま、沈黙しているかのようだった。 その砂浜に、一人の男が腰を下ろしていた。 ...
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国松救出作戦 第12話
博多湾の浜辺から、少し離れた高台。 松の影に身を潜めるようにして、三つの人影が立っていた。 空はすでに白み始め、東の彼方から昇る朝日が、海と空の境を淡く照らしている。 その光の中、一隻の小型宇宙船が静かに浮上していく。 ゆっくりと、しかし確実に――この ...
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国松救出作戦 第11話
数日後――博多湾沖。 夜の名残をわずかに残した早朝の海は、凪いでいた。水平線の彼方から昇る朝日が、静かな水面を淡く照らしている。 その静寂を破るように、一隻の小型宇宙船が音もなく降下してきた。 重力制御によって砂浜すれすれに着地した機体は、まるで風に溶 ...
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