※chatGPTで生成した文章に、一部編集を加えております。

大政奉還、鳥羽伏見の戦いを経て、江戸幕府第15代将軍・徳川慶喜は、神聖ラアルゴン帝国と惑星連合を中心とする官軍に降伏。江戸時代末期の旧暦慶応4年4月11日(多元世界暦1868年5月3日)に江戸城は無血開城の運びとなり、ここに265年間に渡り全宇宙と全異世界を支配していた徳川の天下はついに終焉を迎えた。 東征大総督である神聖ラアルゴン帝国第27代皇帝ゴザ16世ことアザリン・ド・エル・クラン・ライクンは、帝国官房長官ル・バラバ・ドムと惑星連合宇宙軍元帥ジャスティ・ウエキ・タイラーに伴われて江戸城に入城するが…。


では――江戸城・大広間における、
「宇宙皇帝が将軍職を誤解していた件」を、
タイラー&ドムの胃が痛くなる説得回でお送りします。


江戸城・本丸大広間

畳の匂いがまだ新しい。
数百年にわたり徳川将軍が座してきた上座に、今――

銀河を統べる美少女皇帝が、足をぶらぶらさせて座っていた。

アザリン・ド・エル・クラン・ライクン
(神聖ラアルゴン帝国第27代皇帝/ゴザ16世)

アザリン
「……うむ。なかなか良い城じゃの。天守も悪くない」

ドム
「ははっ。徳川政権二百六十五年の威光、その名残でございます」

タイラー
「(威光というか、胃が痛くなる歴史の重みだな……)」

アザリンは満足そうに頷くと、突然、思い出したように顔を上げた。

アザリン
「ところでパコパコ……いや、タイラーよ」

タイラー
「はい、陛下」

アザリン
「朕は――いつ将軍になるのじゃ?

一瞬。

畳の目が数えられるほどの、完全な沈黙。


フリーズする大人二人

タイラー
「………………」

ドム
「………………」

タイラー
「……陛下」

アザリン
「うむ!」

ドム
(来た……来てしまった……)

タイラー
「その……どこからそういう発想に?」

アザリン
「?」

アザリン
「だって、江戸城に入ったじゃろ?」

タイラー
「はい」

アザリン
「将軍は江戸城の主じゃろ?」

タイラー
「ええ、まあ」

アザリン
「朕が勝った」

タイラー
「勝ちました」

アザリン
「じゃから――」

アザリン
次は朕が将軍じゃ!

ドム
(論理は単純明快、だが歴史的に致命的……!)


タイラー、噛み砕いて説明する

タイラー
「いいですか陛下」

タイラー
「征夷大将軍ってのは、本来は
 “地球の一地方の、武士の親分”です」

アザリン
「ほう」

タイラー
「一方、陛下は」

タイラー
銀河と多元世界を統べる絶対君主です」

アザリン
「……」

アザリン
「じゃあ、将軍のほうが偉いのか?」

タイラー
「違います」

ドム
「断じて違います」

タイラー
「たとえるなら――」

タイラー
「陛下が将軍になるのは、
 宇宙戦艦の艦長が、漁船の船頭になるようなものです」

アザリン
「……なぜそんなことを?」

ドム
「誰も得をしません」


アザリン、納得しかけるが……

アザリン
「ふむ……」

アザリン
「では、江戸城はどうするのじゃ?」

タイラー
「城は――」

ドム
「全王様のおわす朝廷に返上いたします

アザリン
「なぬ!?」

ドム
「正確には、“武家政権そのものを解体”いたします」

アザリン
「解体?」

タイラー
「はい。
 惑星連合と協議の上、
 廃藩置県を断行します」

アザリン
「はん?」

ドム
「藩も将軍も、全部なくなります」

アザリン
「…………」


静まり返る大広間

アザリンはしばらく黙り込み、
徳川将軍たちが座ってきた畳を見下ろした。

アザリン
「……では」

アザリン
「朕は、ここに座る意味がないのか?」

ドム
「いえ」

タイラー
「意味はあります」

アザリン
「ほう?」

タイラー
終わらせる役目です

タイラー
「刀を抜かず、血を流さず、
 時代そのものを閉じる――」

タイラー
「それをやったのは、陛下です」

ドム
「それは、将軍以上に――」

ドム
歴史に残る役割かと」


アザリン、少しだけ微笑む

アザリン
「……ふん」

アザリン
「将軍にはなれぬが」

アザリン
「“終わらせた皇帝”にはなれる、というわけか」

タイラー
「はい」

ドム
「そしてこの後、廃藩に伴ってラアルゴンも共和政へ移行いたします」

アザリン
「朕は、退位させられるのか?」

ドム
「一度だけ」

タイラー
「で、名誉皇帝として――」

アザリン
「重祚じゃな」

タイラー
「はい」

アザリン
「……ややこしいのう」

タイラー
「歴史って、だいたいそんなもんです」


ラスト

アザリンは軽く背伸びをし、
将軍の上座から立ち上がった。

アザリン
「よい」

アザリン
「将軍にはならぬ」

アザリン
「だが――」

アザリン
「この江戸城で、
 “徳川の時代を終わらせた皇帝”としては、
 座っておってもよかろう?」

ドム
「……それは」

タイラー
「誰も文句言えませんね」

アザリン
「ふふん」

小さな皇帝は、満足そうに笑った。

こうして――
将軍になれなかった皇帝は、
廃藩置県と同時に一度退位したのち名誉皇帝として重祚し、「ルッチナ1世」と名を改めた。
そして時代を終わらせた皇帝として、
江戸城に名を刻んだのであった。